ココログってアクセス解析機能が結構充実していて、どこからアクセスしているのか生のログも確認することができる。いつも自分自身がアクセスしたログぐらいしかないのだが、今日は長野県庁が管理しているサーバからのログが残っていた。ヤフーで「長野県 新型インフルエンザ」と検索してこのブログにたどりついたらしい。そこで実際に自分でも検索してみた。なんと7番目に出てきた。結構、好き勝手なことを書いているから、県庁の人が読んだらどのように感じたのかちょっと知りたい気もする。
実際にパンデミックなどの状況になったときの実動は市町村単位に任されているのかもしれないが、新型インフルエンザは個々の市町村で対処できるようなものではないと思う。国・県レベルが主導権を持って対処しないと大変なことになる。
最近の報道でよく見るのが、鳥インフルエンザ感染の初動訓練を各市町村で行っているというもの。今年は例年に無く早いインフルエンザの流行となっているので、各行政も事前の訓練に励んでいるようである。しかし、うがった見方をすると、パンデミックになったときに「ちゃんと訓練はしていたけれども、パンデミックは防げなかった。行政は事前にできることはやっていたのだ」と言い訳をするためのアリバイ作りのような気もする。
鳥-人感染型で感染した人を隔離するのなら、今回各地で実施されている初動訓練でも十分であろう。実際に日本国内で新型インフルエンザに感染した人が出る場合は、既に人-人感染型になった「新型インフルエンザ」になっているはずである。そうなると、感染者はあっという間にひろがり、パンデミックである。現在の医療機関で用意している「新型インフルエンザ」用の特別病棟などあっという間にいっぱいとなり、医療機関で治療する感染者と自宅で療養する感染者のトリアージが行われる。トリアージを行うことは国が定めている行動指針にもはっきりと明記されている。
トリアージにより、自宅療養になった人々に必要なのはウィルスの増殖を抑える「タミフル」「リレンザ」である。この薬なくして、自宅で療養していても、ほとんどの人は症状が悪化するだけであろう。
外岡先生のサイトで、海外の鳥インフルエンザ感染時の対処状況の記事を読んでいると、感染者の家族などに対する対処として、症状が出ていなくても厳格な監視を行い、症状が疑われるとタミフルの投与が行われていることが良くわかる。現在、日本国内のニュースでも取り上げられているタミフルの副作用に対する報告の内容もとても気になるところであるが、少なくとも鳥インフルエンザの現場においては、必須の薬であることは読み取れる。
通常のインフルエンザにおいて、ワクチン接種をしたり事前の対処をしていても、学級閉鎖や学校閉鎖になることはたびたびある。ましてや、ワクチン接種などの事前予防ができない「新型インフルエンザ」はすべての人が感染するという前提で対処方法を準備しておかねばならない。行政は最低限自分が管轄している行政区内の市民全員分のタミフルを備蓄するべきである。十分な備蓄が無い状況でトリアージして自宅療養せよと言うのは、「自宅でもっと症状が悪くなるのを待て、そして、死ね」といっているのと同じである。
ちなみに被害見積もりが甘いといわれている国の支持による長野県のタミフル備蓄目標値は18万人分であるが、2006年の備蓄状況調査では11万人分で7万人分が不足している。既に目標値をクリアしていればいいのだが、資料が改定されていないということは、状況変化がないと判断できる。個人的には、最低限長野県民の半数が感染した場合を想定して、100万人分は備蓄するべきだと考える。理想は200万人分である。
そして、最高行政府である国は、国民全員分のプレ・パンデミック・ワクチンの生産にかかるべきである。そして、各市町村に配備するべきである。以前も書いたが、スイスの対策を見習うべきである。
市民一人ひとりは、インフルエンザは「感染症」であるという認識を持つようにし、自衛はもとより、万が一感染したら「他人にうつさない」という意識の元に行動をするべきである。必要最低限の外出に、「仕事」は含まれていないということを肝に銘じなければならない。
自分自身が感染したかどうかを確認する手段はどうしたらいいのだろうか。症状がでたら病院にいくのが確実である。しかし、気になるたびに病院にいっていたのでは埒が明かない。もっと簡単に個人レベルである程度の感染の判断ができるようなキットは無いものだろうか。ネットで検索しても医療機関向けにしか感染判定キットは販売されていないようだ。妊娠判定のキットもどこででも手に入る時代である。インフルエンザ感染判定のキットがどこででも手に入るようになれば、自分である程度の目安をつけて医療機関にかかることでできるようになる。病院も負担が少なくなるし、個人にとっても軽い負担で常にインフルエンザに対する正しい対処が可能になるはずだ。
医療機関向けにインフルエンザ判定キットを販売している業者は、個人向けの簡易鑑定キットを開発して販売を開始してほしいものである。販売されたら、まとめ買いをして、自分で怪しい症状を感じたらチェックする習慣をつけたいと思う。
どこかのメーカで作って!!
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